クロスバイクで30km走ったら海に着いてしまった事件
みなさんは、なんとなく自転車を漕いでいたら海に着いてしまったことはないだろうか?
8月17日の今日、まさにその現象がわたしの身に現実として降りかかった。これは事件だ。
AM11:30
本当はラーメンを食べるだけのために家を出た。お気に入りのクラシックタイプのクロスバイクにまたがり、家から10分ほどの戸田公園にあるラーメン屋まで来た。ラーメン屋の前ではおじさんがタバコを吸っていた。扉を開けてコンニチワ。
誰もいない。間髪入れずに2人目のお客が来た。タバコを吸ってたおじさん。あなた店主だったのね。
豚骨醤油ラーメン。うまかった。腹一杯になった。最近運動不足なので多少の罪悪感を感じた。目の前に大きな橋があった。だからこれを登って、引き返して、帰ろう。坂はキツいので、かなりカロリー消費できる。
橋を越える途中に板橋区に入ったようだ。この瞬間、ある種の感動を覚えてしまった。これが事件の発端だった。このとき感動を覚えていなかったら、確実引き返していた。
気付いたら荒川サイクリングロードを爆走していた。荒川沿いはとても心地よい。蝶々たちが僕を先導した。皆好き好きのスピードでサイクリングを楽しんでいた。ここに競争の二文字はない。
気付いたらスカイツリーがコンニチワしていた。写真で見るよりけっこう近かった。スカイツリーが僕に頑張れと言っている気がした。そう、この時すでに、僕が海を目指していることをスカイツリーは知っていた。
ここら辺までくると潮の匂いがコンニチワしていた。これは水門のような建物で、自由に屋上まで行けたので遠慮なく登った時の写真だ。遠慮という文化が嫌いなので、デパ地下ではいつも試食をいっぱいもらう性分である。
ここら辺は本当につらかった。なぜなら、台風7号による強風がコンニチワしていたからである。8速ギアなのに、進まなすぎて1速で漕ぎ続けた。こいつの持てる力の12.5%しか活用していない計算になる。
スカイツリーの言葉を思い出した。お前なら絶対に葛西臨海公園に行ける。あきらめるな………。アイツ(スカイツリー)のおかげでここまで来れた。葛西臨海公園では、肌を焼きに来てるオッサン、肌を焼きに来てるオニーサン、肌を焼きに来てるオネーサンでてんやわんやだった。肌を焼くことは本意ではないからすぐ引き返した。帰りはゆっくり漕ごう。
ゆっくり漕ぐと、いろいろな発見ができる。こんな落書きを見つけた。同じ川口市民として誇りに思う。今日も暴走頑張ってくれ。
PM17:30
無事家についた。往復64km。正直かなり疲れた。でもいろいろな発見があった。サイクリングを通して得られるものは大きい。だが、今回特に大きいと思った収穫がある。それは、、、
足立区はハンパなくデカい
以上今日の事件でした。